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アイスショーレポートNo.47 ~STARS on ICE 横浜

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4月9日、横浜公演3日目はSOIの大楽。

私は「羽生結弦選手IN!」の発表前にチケットを買っていたので、それで我慢するつもりでした。しかし、大阪公演、奥州公演と進んでいくうちに3つの演目を日替わりで演じているとの情報が・・・。大阪公演初日のファントム様,2日目の阿修羅ちゃんはCS放送で見ることができましたが、奥州公演は放送さえなし。このままではハク様を見ることが叶わないかもしれないと思った私は、チケットぴあで横浜公演3日目の残っていたA席をポチっと押してしまいました。はい、我慢できませんでした。

私の席は横浜アリーナの選手出入り口方面のショートサイド。きっとお隣の席の列は条件付き見切れ席だと思います。でも、アリーナより段差があるのでリンク全体が見やすい席でした。

ショーの冒頭から魅せてくれることがわかっていたオープニング。照明がついて浮かび上がったお姿は神々しく、この上なく美しかったです。そして噂の連続アラビアン!めちゃ移動して、かつ速い・・・よくバランスを保ったまま美しく回れるなぁと驚嘆しました。

あっという間にリンクから去っていき、SOIキャストのオープニングにつながります。キャストが素敵に踊っていても、しばらくぼーっとしてしまい頭に入ってきません。あとでTVで見たら、高志郎君が素敵でしたし、パイパーちゃん女神だし、マディソン姉さんはゴージャスでした。

2部はワールドで活躍したスケーターたちが滑ってとても豪華。とても皆さん上手でレベル高かったです。そしてプロに転向した羽生結弦選手、別格でした。出てきただけで一瞬にして空気を変える力を持っている…。

「あの夏へ」の衣装で登場した瞬間すごく盛り上がり、ポーズをとると一転して静寂。皆さん息をのんで見つめる。

高いところから見たハク様は、リンクの中を本当に龍の化身かと思うほどエアリーで、浮いてるんじゃないかと思うようなスケーティングでした。人間じゃないみたい、神聖な何かでした。美しい衣装を最大限美しく魅せて、腰回りのヒラヒラが回転するたびにパワーネットとオーロラオーガンジーの生地がうまく広がって、とても綺麗でした。時々そのヒラヒラをつかんでスピンしたり手を上げたりの演出がうなるほど素敵でした。(GIFTのときはわざとつかんでるのではなく、引っかかってるんだと勝手にハラハラしてましたw)

競技では絶対ない演出、振付、衣装・・・フィギュアスケートの可能性をさらに広げたところを見せていただき、改めてプロになった羽生結弦の凄みを感じました。あの衣裳を間近で見せていただける機会があったら嬉しいです。背中から右肩を通り胸までの装飾をじっくり見てみたいです。

そんなこんなでまた頭の中で咀嚼反芻していると、フィナーレとなりワールドチャンピオンたちのあとに、オリンピックチャンピオンの阿修羅ちゃんがリズムを刻みながら出てきて・・・着替えるの早くないですか?しかもサラサラヘアから決め髪になってるし・・どなたかが測って5分を切っていたというのを見ました(笑)そこもプロフェッショナルなんでしょうね、GIFTでは12回着替えましたものねと感心する私でした。

次はFantasy on Ice!楽しみにしています!

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メンバーさんより、出演スケーターたちのレポが届きましたので紹介します。

SOI横浜大楽。楽しかった~だけでは恐れ多い、上質の演技がたくさん観られて、目が喜んだアイスショーだった。

三浦佳生くん、美女と野獣。スケーティングが進化したように思う。無駄な力を使わずスピードをキープした上で質のいい安定した4回転をバンバン跳んでいた。上体の動きが滑らかになり、すっかり見入ってしまったよぉ。スピンがかなり上手くなっていた。コツコツ頑張ってきたに違いない。もはやランボルギーニとはいえない、ハイブリッド車に変わりつつある。来シーズンの快進撃間違いなし!

島田高志郎くん、Come What May (Moulin Rouge) 。長い手足を持て余し気味な時もあったけど、しっかり手足の先にも魂が宿り、表情や目線の使い方が変わってきた。時々ランビ先生を彷彿とさせる、艶やかな演技になってきた。大人っぽい、ではなくて、大人の演技になりつつあるなぁと思った。全日本表彰台で得た自信が糧になっているのだろう。来季さらに実りあるものにしてほしい。

島田麻央さん、パスピエ。ジュニアタイトル総なめにしたクイーン・マオ。SOIでも堂々の滑りを見せた。ジャンプの安定感、体幹の強さは抜群。今日は冒頭3Aを決めてきた。ただシニアと比較するとスケーティングの伸びやスピードはまだまだ。逆に伸び代を感じて嬉しくもある。今後もクイーン・マオの進化は止まらないだろう。

ジェイソン・ブラウンは、フィギュアスケートはこんなこともできて楽しいんだよー、と体現してくれてるよう。毎度こんなフィギュアスケートが見たかったんだ!という気持ちになる。彼に滑れないジャンルはあるのだろうか(なさそう・笑)。バレエジャンプを跳ぶたびに、見てる側の気持ちもジャンプUP。いつもハッピーな気持ちにさせてくれる希有な存在だ。

SOIはグループナンバーが秀逸。2部の最初はメンバーによるジェフ振付、007。チョークベイ、パイポー、クニフレ、ジェイソン、さっとん、ルナヘンに、高志郞くんが新たに加わって、カッコイイのオンパレード。この豪華メンバーによるグループナンバーこそ、世界最高峰のアイスショーたる所以だと思う。

群舞の中でアイスダンサーズはひときわ華やかで、ひとときも目が離せなくなる。ベテランは自分たちの見せ場がわかっており、魅せ方が自信に満ちている。ポール・ポワリエの足捌き、まったく音を外さない動きには目が釘付けになった。エビータでもそうだけど「成りきり度」がダントツだと思う。パイポーは組んでいると2人の距離が近くて「2人が一つ」に見える。そこが彼らの強み。今回単体でグループナンバーの中で気づけたことは収穫であった。ポール・ボンドは最高オブ最高だった。

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~「STARS on ICE in 大阪」~はこちら

~「STARS on ICE in 奥州」~はこちら

>>>その他のショー・試合レポもぜひご覧ください。アイスショーレポートは2015年のFaOI幕張から書き続けています。