アイスショーレポートNo.46 ～STARS on ICE 奥州

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4月2３日、屋台と「えさし藤原の郷(映画「陰陽師」ロケ地)の画像を追加しました。

奥州公演1日目に車で行ってきました。開場30分前にして駐車場に向かう道路は100Mほど前から大渋滞で、900台分あるはずのアリーナ駐車場は正規の駐車スペースはどう見ても満車でした。諦めて離れた駐車場に停めなければいけないのかと思っていたら、そのまま中に誘導されました。通路の両脇やちょっとした隙間など、公園内のあらゆるスペースに車が整然と停められているのです。少し待ちましたが、スタッフの方が一生懸命に駐車スペースを見つけて誘導してくださり、無事駐車することができました。周りを見渡すと岩手県内のナンバーが多く、地元の方々がたくさん来られていることがわかります。

会場のZアリーナ前にはお土産や飲食の出店がたくさん出ていましたが、出遅れたので昼ごはんを買って食べる時間がなく、長く伸びた入場列の最後尾を見つけて並びました。
2階席ショートサイド1列目、他の会場ならアリーナのような見え方でした。後ろの方からはお国訛りの会話が聞こえてきます。後席の地元おじいちゃんファミリーの漏らす声が微笑ましくて、奥州での開催、大正解だと思いました。

会場内が暗転して黒い服の羽生選手が出てきました。これが噂のデスドロップからのキレキレ連続トゥアラビアン！数えたら10回転でした。クルクルするたびに衣装がガバガバめくれて、ショートサイド側に背中が迫ってきます。オープニングから圧倒されました。その後の群舞では、アイスダンスやペアのリフトに後席の地元ファミリーは驚いたようで、歓声を上げていました。ダンスやペアも凄いでしょ！と振り向いて握手したかったです。

というわけで、地元ファミリーの呟きがとっても印象的だったので紹介します。(　)内はそれを聞いた私の感想です。
山本草太選手、ポエタ。「キラキラだねぇ」「スピード出てるねぇ」(そうでしょ、よく滑るでしょ)
吉田はな選手、レイア姫のテーマ。「可憐だね、まさに妖精だね」(でも3A跳んで強いんだよ)
三浦佳生選手、ミケランジェロ70。演技後の挨拶で佳生選手がこちらサイドを向くと地元おかあさんが大興奮で「もっとこっち来てーー！！」(おかあさんハマった？)
島田麻央選手、パスピエ。演技前コール後「まお？まおなの⁈」(そうです令和のまおです)　演技後「若いね。まだ子どもだね」(でもこの方さっき多分4回転トライしてましたよ)
三原舞依選手、さくら。「可愛いねぇ、可愛いねぇ」(うんうん)
友野選手、こうもり。圧巻の演技に地元おかあさん「はい優勝！」(はい！)

羽生選手、ファントム。登場時「細いねぇ」、演技後「アンコール！アンコール！」
羽生選手登場時は、明らかに会場内大興奮になりました。演目は場所柄もしかしてSEIMEIなのかもと思っていたので、ファントムの衣装が見えたときは震えました。大阪だけなのかなと思っていたので嬉しいサプライズでした。

ファントムを演じる羽生選手は圧倒的なオーラを放ちながら、狭いリンクでもスピードをコントロールして高さのある4回転や最高に美しい3Aを決めていきます。最後のルッツも鮮やかに決まり、会場はますます大興奮のるつぼです。しっかりオペラ座の記憶が塗り変わりました。

フィナーレの羽生選手はノリノリでハロラブステップを決めていました。楽しそうでよかった。見終わって、多幸感が溢れ大満足の奥州公演でした。

会場から出たら、まだ屋台を開けてくれていて、開演前に食べたかった冷麺にありつくことができました。美味しかった～。

会場入りする前には、えさし藤原の郷に行ってきました。ここは映画「陰陽師」のロケが行われた地です。時間がなかったので逃走中みたいに走って周りましたが、次に来た時はゆっくり廻りたいです。