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国内試合レポ〜全日本選手権2020〜

四大陸でスーパースラムを達成から10ヵ月。羽生選手自ら気持ちを語っていたように、心の中に葛藤を抱えつつ、出場を決めてくださいました。出るからには勝つ!と用意された新プログラムは2本、この決意に勇気づけられた方は大勢いらっしゃったと思います。現地観戦のメンバーの方たちも、万難を排して長野に赴き、感染対策には本当に気をつけていたと聞いています。会場で、そしてテレビアリーナで、素晴らしい演技を観ることができて本当に良かったです。幸せですね。

それでは、ショートとフリーのレポートをお届けします。

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SP

開場して間もなく入り女子の練習から見ました。2次で当たった条件付きアリーナ。4列目と思って行ったら最前列でびっくり。羽生選手がリンクを触っていた金と銀の葉っぱの前です。フェンスがないのでよく見えました。キスクラとバックヤードの様子も見えます。 羽生選手のキスクラは、代表カメラマンさんが全員撮りに行って人垣ができたけど、隙間からキラキラの汗が光るおでこが見えました。

10ヵ月ぶりに風を切って滑る姿を見て、すでに声が出そうなのを我慢しました。身体はガッシリというかとても大きく見え元気そう。衣装のスタッズは金色が強めのキラキラ! ピタパンツもツヤツヤ!

6分間練習のとき、他の選手とジャンプコースが交錯すると、先に気付いて止め、次はしっかりとスペースを作っていました。久々の試合ですごく緊張しているのが伝わってきます。

本場の演技は見ての通り! 緊張していてもジャンプをまとめて、最後のアクセルは思いっきり跳んでいました。そのあとからどんどん笑顔が弾けて、楽しい嬉しいがビシビシ伝わってきました。カッコイイんだけど素が出ている感じで、それもまた嬉しい。

拍手と手拍子で手が腫れたのは初めて。キャーキャーワーワー言える試合で、いつか必ず観たいです。

FS

1次で当選した3階から応援しました。ラストイヤーの選手の演技に涙し、フレッシュな中学生たちの姿にこれからも頑張ってとエールを送る中、あっという間に最終グループを迎えました。6分間練習の印象は、青い! 山本草太選手と双子みたい! 脚長い! きらきらしている! でした。近くで衣装を見るとお花がたくさん施されていたんですね。

演技は、なんと言いますか、天空に誘われて美しい舞いを鑑賞している気分で、天界にいるかのようでした。緩急がしっかりあって、ストーリーを思い浮かべている間に気がついたら終わっていたという、一瞬のような永遠のような心を揺り動かされる演技でした。

初めのうちはジャンプ上手くいきますようにって祈っていたのに、途中からなんだか浄化されていく感じがして。。。コロナ対策で声が出せない中、周りの人もみんな泣いていました。そう…案じることも、祈ることもなくなって、涙が溢れたのです。

そして自分が日本人で今この時を生きていること、羽生選手がこのプログラムを用意してくださったことに、深く深く感謝しました。

会場で気がついた諸々のこと

コロナ対策についてもレポートします。

会場に行く前のシャトルバスでは、チケットチェックのあと、エタノール消毒を受けて乗車しました。定員半分での発車に落ち着きました。

入場は4人1列で皆さんお喋りもなく静かに待ちました。流れは、体温チェックと手荷物検査、顔写真を確認しての電子チケットでの入場、用意されているエタノールで消毒、でした。とてもスマートで安心できるものでした。

物販はプログラムのみ。1人1部の販売で長い列ができることもなかったです。

お手洗いは、ソーシャルデイスタンスを示すマークが貼られ、それに沿って、距離を保って待つ。中は清潔で、石鹸、エタノール、手洗い後に拭く紙と捨てるゴミ袋が用意されており、さすが日本と思いました。入場人数が収容能力の半分だったこともあって、こちらも焦る必要もない感じでした。

キスクラ も、選手入退場口でコーチが荷物を置く台も、すべて選手が入れ替わるごとにエタノール噴霧で丁寧に拭き上げている様子がわかり、しっかりしたコロナ対策を感じました。

カメラマンはくじ引きで勝った方が入れた模様で、それぞれ離れた位置から撮影されていました。目視でわかったのは田中さんと小海途さんと矢口さんと能登さん。ありがたい神々ですね。お写真が楽しみです。

最後になりましたが、羽生選手、5年ぶり5回目の優勝おめでとうございます。319日ぶりに公の場で滑り319点、非公認ながら自己ベスト。コーチもいない中、2つの新しいプログラムを完成させて本当にすごいです!やっぱり斜め上どころか宇宙に飛んでいってしまいましたね。

SPもFSも医療従事者の皆さん、また辛い思いをしている人々に元気と勇気を届ける演技だったと思います。

私たちも健康に気を配り生活していきます。羽生選手もステイヘルシーで。素晴らしいスケートをありがとうございました。