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アイスショーレポートNo.53 ~ ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR(埼玉初日)

「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR」がさいたまスーパーアリーナを皮切りに開幕! 数々の試合を見守ってきた羽生選手のファンにとっては思い出深く、そしてたくさんの感情が揺さぶられる会場です。また、新たにファンになった方や、羽生選手を、そしてフィギュアスケートを初めて観る方もたくさん訪れて大変な盛り上がりとなりました。メンバーさんから寄せられた埼玉公演のレポートをお届けします。

 

【11月4日(土) さいたま・初日】

★現地のメンバーさんたちより

・前半だけでももう胸がいっぱい。声援もすごかったです。なんだか、マーベル映画を観てるようなワクワク感とフランス映画のような美しさを備えてて本当にアーティスト!素晴らしかったです。途中、曲も相まって教祖羽生様って思っちゃいました。インスタライブに使えそうなインカメの使い方をしていて、アイドルよりアイドルってなりました。一言でいうと最高です!!

・やっぱりゆづは全力でした!たまアリ満員、それもみんなゆづファンという安心感。ショート寄りのロング席でしたが、向かい側の声援がスゴく大きく響きました。

・初日はショートサイド上の席からでした(^^) ゲームの世界。前半と後半で違う選択肢。まず構想に感心しました。私はゲーマーではないのだけど、家族が私以外ゲーマー。セーブしながらうまくいかないとリセットする様子を横目で見て生活してきました。なので、このショーのコンセプト、すごく面白かったです。連れ合いに言わせると細部まで作り込んであって、スケートに落とし込むのは大変だったと思うけどすごいぞって。

前半は、私的には『Megalovania』がすごく気に入って、繰り返し観ています。そのほかの新プロも見るほどに発見がありますね。『破滅への使者』は、この先滑り込まれていくのが楽しみです。『ホープ&レガシー』の曲を使ったプログラムは、あえてスケートの部分まで新たに構築したのはなぜなのだろうと考えています。伝説のプログラムで、細部まで頭に叩き込まれているので違和感があって。きっと意味があるんですよね?いつか説明をしていただけたら嬉しいです。

 

・初日は、何が来るか分からないのでドキドキでした。ショートの丸い台はどうなるのか?下から出てくるとか、上に上がってくとか、飛んでくるとか、色々予想してましたが、そこで踊る!!衝撃でした。私はショート席ではなかったので死ななかったけれど、ショートの人は完全にやられたと思います。悲鳴を上げてました。

・天井席でしたが、羽生選手のオーラとエネルギーはガッチリ届いていました。

・構成がまずすごい!前半は死んでやり直す、後半は死なずに祈り前へ進む。すごく練られてると思いました。

・ゲームにのめり込んでクリアできなくて頭をぐしゃぐしゃしてるのとか、一回死んでやり直そうとか、うちのゲーム大好き息子を見ているようでクスッとなりました。

『鶏と蛇と豚』圧倒的な魔王感でなぎ倒しにきました。衣装の肩飾りと腰元のレースがこの世の者ではない雰囲気を放っています。こんな衣装が似合うのは羽生選手のほかにありません。

・般若心経が流れてきたときは、椎名林檎さんの曲とは分からなかったので、これは黄泉の国か、地獄に連れてこられたかと思いました。

・靴と氷の音だけが響き渡るMegalovania。羽生選手の強い気持ちと強靭なカラダを鼓膜と皮膚で受け止めているような感覚になっていました。スピンが次々と繰り出されると、プロジェクションマッピングの渦と相まって会場全体の空気が掻き回されているみたいに感じました。

・衣装の美しさといったら!黒も赤も、闘うキャラクターも、どの衣装も素敵で羽生選手の美しさを引き立てていました。

『天と地のレクイエム』では目の前に温かな色のランタンがゆっくりゆっくりと降りてきました。ラストでそれらは白い色に変わり、演技と魂に見える光とが溶け合う余韻に思わず涙してしまいました。

『レミエン(Let Me Entertain You)』ではコール&レスポンスで、GIFTの心残りのリベンジができて嬉しかったです。わざわざご自身がレクチャーされたところをみると、羽生さんも同じ気持ちだったのかもしれないと思いました。

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★初日ライブビューイングより

 

暗くなった映画館でスクリーンに客席が映った瞬間、どよめきが起きました。あのさいたまスーパーアリーナの天井てっぺん席まできっしりとお客さんがいて、なんと壮観なんでしょう! 冒頭からあまりにもめくるめく展開で断片的にしか覚えていないのだけど、直後に書いたメモから振り返ってみます。

『いつか終わる夢』でスクリーンに映し出された羽生選手。氷上に美しいトレースを描きながらも、微動だにしない強い強い体幹、観ていてなぜか涙が溢れました。8月4日以来、この3ヵ月の鬱屈した思いはなんだったのだろう。まぎれもないスケーター羽生結弦がいる・・・。これまでの頑なだった心が溶けて、身勝手なわだかまりもどこかに行ってしまいました。

羽生選手のショーでは毎回、斬新なスケートに驚かされますが、Megalovaniaはスケート靴の滑走と着地の音だけで始まり、息をのんで見入りました。

本当にどれだけの鍛錬を積んできたのでしょう。目の前で畳みかけるように繰り広げられるプログラムは、ジャンプが、スピンが、曲に溶け込む、とかそんなレベルじゃない。彼が音楽のすべて。強い体幹と柔軟性から繰り出される、見たこともないような多彩なスピンにも魅了されました。

前半最後の『破滅への使者』では、映画館でもものすごい緊迫感でみんな息を詰めていました。まさか4Aを跳んでしまうのではないかとハラハラして、現役時代の試合さながら、手を胸の前で組み、お祈りスタイルで見守りました。転倒しても秒で立ち上がり、転倒なんか忘れさせるほど美しいステップと完璧なジャンプが続いていきます。拍手控えめな静かな映画館だったのに、フィニッシュの瞬間、満場の拍手に包まれました。

後半も全力のプログラムの連続で、すべてが「羽生結弦のスケート」。なんと贅沢なショーなのでしょう。彼にしか着こなせない新しい衣装も凄く素敵でした。精悍、妖艶、悪の美しさ、ストイック、繊細、儚げ、妖精さん、そしてアンコールの可愛らしさ。全部同じ人ですよね^^;

それにしても、あの壮大な音と光の洪水の中で寸分違わず、しかも観客を魅了しながら滑り切る羽生選手、もう形容する言葉がないくらいすばらしかったです。ただただ尊敬し、リアルタイムで私たちに魅せてくれることに感謝しています。

★CSテレビ朝日のライブ放送を見て・・・

最近のゆづはイメージがどんどん変わって行く不安感がありましたが、変わらないスケートを見てホッとしました。テレビ越しに現地の声援もすごかったです。みんなプーさんを投げ込みたくなったんじゃないかと想像してます。動く小さなステージもびっくりでした。カメラを覗き込む演出がとっても斬新でした。

(2日目)はこちら

>>>その他のショー・試合レポもぜひご覧ください。アイスショーレポートは2015年のFaOI幕張から書き続けています。