11日～心の復興と音楽の力～

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

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東日本大震災の発生からまもなく10年。
復興は少しづつ進んではいてもすべて終わっているわけではありません。特にたくさんの方々の心の中にある痛みは完全に癒えてはいません。

痛みを抱えた心に寄り添って、音楽の力を通じて復興をサポートしようとしている方々がいます。
その一人、ピアニストの仲道郁代さんは、東日本大震災直後から被災地に足を運び音楽を届け続けています。2012年から毎年、七ヶ浜町の子どもたちと音楽を共に過ごす時間を作ってきました。仲道さんのピアノの音色は、彼女のお人柄のように優しくて、穏やかです。最初に一緒の時間を過ごした当時小学校6年生だった子どもたちが今年新成人に。成人式には仲道さんも出席し、ピアノで彼らにエールを送ったそうです。
※NHKニュースウオッチ９公式Twitter
仲道さんのこれまでの活動の様子がこちらでご覧いただけます。

また、「音楽の力で復興を！」と仲道さんも所属するジャパン・アーツの所属アーティストの方々は、東日本大震災のあった2011年からこれまで10回、被災地の復興を願い「東日本大震災復興支援チャリティコンサート クラシック・エイド」を継続して開催しており、公演の収益金の一部と会場で集まった募金は「公益財団法人みちのく未来基金」へ寄付されています。

そして、10年目となる2021年も3月13日にコンサートを開催を予定しているそうです。
現在、コンサートのチケットは発売を延期されていますが、新しい発売日は決定次第、WEB等にて発表されるとのこと。無事に開催されることを願っています。
◇東日本大震災 復興支援 チャリティコンサート ～クラシック･エイド Vol.11～

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他にも、音楽の力を通じて心に寄り添ってくださっている方々、本当にたくさんいらっしゃいます。ほんの一部ですがご紹介いたします。

◆SEIKOが開催している「“わ”で奏でる東日本応援コンサート」。
いくつかの音が鳴らない被災ピアノの演奏からスタートし、2013年からは、東北3県のみならず東京でもコンサートを行っています。その活動も満10年を迎えます。2021年3月11日には、日本武道館でのコンサートを予定しているそうです。
※“わ”で奏でる東日本応援コンサート 2021 in 日本武道館　特設サイト

◆仙台フィルハーモニー管弦楽団が開催している「つながる心 つながる力 みんなでつくる復興コンサート」。
コンサートのテーマは「音楽の力による心の復興」。未曽有の震災の中、自らも被災しながら、避難所や街角などで被害に遭われた方々に寄り添い演奏活動を続けてきた仙台フィルハーモニー管弦楽団。2012年より被災地の復興を祈念し続けてきたこのコンサート、今年もKDDI株式会社の特別協賛のもと開催が決定したそうです。今回はオンライン配信も実施する予定とのこと。公式サイトでは、震災から10年の春に仙台フィルの演奏で聴きたい曲の募集をしています。
※仙台市のサイト「つなぐ おもい つながる～東日本大震災から10年～」では、このコンサートの原点が書かれています。

ホトケノザの花言葉は「調和」「輝く心」
（画像：photo ACより）

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