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アイスショーレポNo.6 ~ フィギュアスケート アオーレ長岡 ~

アオーレ長岡の魅力は、なんといってもそのアクセスの良さと会場の狭さでしょう。長岡駅からペデストリアンデッキでつながっているので迷わず、雨にも濡れず会場に行くことができます。

長岡1

駅からペデストリアンデッキでつながっています

また、会場は狭くジャンプを跳ぶ選手にとってはやりにくいかもしれませんが、
観客席が近く、段差もしっかりあるためどの席でも比較的見やすい作りになっていることです。伺った話では、3階からでもよく見えるということでした。
そして、出場選手はその狭さゆえなのか、シングル選手のみです。キャストは若手中心、ネクストジェネレーションというフレッシュな顔ぶれです。

長岡2
今回のショーの目玉はゲストのエフゲニー・プルシェンコ選手でしたが、お母様の急逝で出演がかなわなくなりました。異国の地でお母様の訃報を受けご心痛の程計り知れないものがあります、心よりのご冥福をお祈り申し上げます。

そんな、悲しい報告からのスタートでしたが、スケーターの皆さんはショーを盛り上げるため一生懸命に滑ってくれました。

<オープニング>
羽生選手を先頭に安藤さん鈴木さん織田さんが出てきます。
こういったショーでは羽生選手はいつも最後に登場するので、最初に登場すると会場のテンションは一気にヒートアップします。
綺麗なスピンで始まって織田さんに織田さんから安藤さん、そして鈴木さんポーズがバトンされていく。そこから、ピンクのギターを持って島田選手が登場、次々にジャンプなどの得意技を披露、最後に羽生選手が登場し1公演目はハイドロブレーディングでしたが、2・3公演目は4S跳んでくれました。

<第1部>
本田望結選手、可愛いピンクパンサーを演じてくれました。女優さんもされているので、全方向へのアピールがこの歳にしてとても上手。
三宅星南選手、今年からジュニアに上がる期待の選手。アフロヘアでノリノリのお馴染みのプログラム。「ナザレの子」を演じた同一人物とは思えない振り幅の大きさ。
樋口新葉選手、ジュニア2年目。今年のSPマンボを演じました。衣装がDOIの時と変わっていました。色は同じですが、少し肌襦袢が多くなりセクシーになっていました。後半に全てのジャンプを入れてくるという超攻めてるプログラム。
山本草太選手、ニューシネマパラダイス。ゆったりとしながらも伸びるスケートが光るプログラム。白いブラウスがよく似合ってました。
今井遥選手、地元新潟を拠点にした選手です。ジャンプの調子が全公演を通じて今ひとつでした。いつも可愛い衣装を着ていますね。
無良崇人選手、フィーリングッド。男の色気が漂うプログラム。無良選手にしか出せない雰囲気があります。そしてEXナンバーなのに4Tを入れてくるという今の日本男子の競争の激しさを感じるプログラムでした。
本郷理華選手、キダム。キダムの世界観がメイク、衣装からも伝わってきます。鈴木明子さんが振り付けで、彼女の手足の長い特徴を上手く出しているプログラムだと思います。
織田信成さん、なんとコラボは初めてだったとはと驚きますが、幕張でシェネルさんとのコラボ曲ハピネス。織田さんの100%の笑顔が観客をみんな笑顔にしてしまうそんなプログラムです。
鈴木明子さん、モーツァルト。衣装がとにかく凝っていて素敵です。明子さんの美しいスケートが光ります。
ブライアン・ジュベールさん、Time。あの特徴的な衣装が目を引きますね。ステップやつなぎがジュベールさんの個性を際立たせています。
安藤美姫さん、1部は3公演全部プログラム変えてきました。1公演目はマイウエイ。五輪シーズンを思い出させてくれます。2公演目はプルシェンコ選手のお母様を悼んでアメージンググレース。演技後ロシア国旗が掲げられました。3公演目は福間さんとのコラボの子守唄。こちらもとても素敵なプログラムでした。
羽生結弦選手、1公演目は1部には登場されませんでした。しかし2公演目からSEIMEIを演じてくれました。後に読んだ記事では疲労がたまっていたにもかかわらず、志願して滑ってくださったとか。このプログラムは見るたびに表現が良くなってる気がします。ジャンプの調子はお疲れが出ているようで4Sはプログラムの中で決まらず、いずれも2Sでした。4Tは決まったり転倒したりでした。
3Fはノーミス、後半4Tは最終公演4T-3T決めてました。3Aは失敗なしだったと思います。

<第2部>
本田真凛選手、今シーズンのSP。衣装がDOIの時より少し大人っぽいものに変わっていました。軽やかで伸びやかなプログラムです。
島田高志郎選手、1・3公演はセクシーなプログラム。2公演目は青い燕尾服を着てエンターテーメントな感じのプログラムでした。引き出しの多い選手です。
樋口新葉選手、楽公演だけ2プログラム披露してくれました。FaOI幕張で滑った元気いっぱいの弾けたプログラム。
山本草太選手、ポエタ。アクセルの調子が今ひとつでしたがだんだん魅せるプログラムになってきています。シーズンインが楽しみです。
今井遥選手、地元新潟のアーティストの歌を使ったEXプロ。椅子を印象的に使ったプログラムです。
無良崇人選手、黒い瞳。アイスダンスのチャーリー・ホワイト選手が振りつけたプログラムで、後半のステップがとても魅力的です。楽公演では4T、4S、3Aしっかり決めていました。一番ジャンプの調子が良さそうに見えました。
本郷理華選手、今季のEX。赤い衣装でダンサブルに踊ります。手足が長いと迫力があります。
織田信成さん、ダースベーダープロ。もう色々こなれてファンも楽しいプログラムです。ジャンプ楽公演では3A、3T-3T、3Lz-1Lo-3S、跳んでいました。プロになっても技術衰えずすごいです。
鈴木明子さん、ビヨンセ。黒いワンショルダーの衣装が素敵です。
ブライアン・ジュベールさん、ステイウィズミー。シンプルな衣装でしっとりとした男の哀愁を感じるプログラム。こういうプログラムすごくいいと思います。
安藤美姫さん、ラビンユー。安藤さんの可愛らしさが溢れ出るプログラムで衣装も素敵です。
羽生結弦選手、2・3公演は天と地のレクイエムを滑ってくれました。毎回印象が違って見えるプログラムです。ジャンプは3Loと3S入っていますが、流れの中で自然に跳ぶので全然意識しない感じです。ハイドロの時の腕の使い方がとても繊細で素敵です。

<フィナーレ>
樋口選手、本田姉妹の3人からスタート。
次々にスケーターが出てきて踊ります。
そして、一芸ご披露します。
楽公演では再度スケーターが登場して本田望結選手から次々に課題のジャンプに挑戦します。みんな見ていて一生懸命でそこが素晴らしかったです。羽生選手は小さい選手からドンドン促していって、成功したら讃えてハイタッチ。失敗したらもう1回行っておいでと優しく励ましみんなのお兄さんのようでした。ご自身は4Lo残念ながら失敗していました。
神戸公演から羽生選手の最後の挨拶とみんなで「ありがとうございました」っていうことがお約束みたいになっちゃっていますね。感謝の気持ちをみんなで言うと本当に気持ちがいいです。最後に「僕が一番幸せでした。僕も練習めちゃくちゃ頑張ってきます!ありがとうございました」と本当にいいご挨拶。
羽生選手ファンだけでなく会場のみんなが幸せな気分で終わるとてもアットホームなアイスショーでした。

羽生選手アオーレがシーズン前最後のショーなのですね。厳しくもワクワクする新シーズンが待っています。しっかりカナダで思う存分集中して練習できますことお祈りしています。(by np)

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