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11日〜忘れない〜

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11日~itoshigotoさんの挑戦

Gold Wingでは毎月11日に被災地に寄り添い、あの日を忘れないという思いを込めて記事をアップしていきます。

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先日、朝のドラマで、おじいちゃんが編み物をしながら孫たちの話に聞き耳をたてるというシーンが流れていました。おじいちゃんは、かつては遠洋漁業に携わり、今は牡蠣養殖を営んでいるという設定です。

漁師さんと編み物には、深いつながりがあります。
はるか遠くの海域に、漁に出たお父さんが、仕事の合間にセーターを1着仕上げて、帰港する。おみやげだよ、と言って渡してくれるそのセーターを着るのがとてもうれしかった…そんな背景をもとに、またみんなが明るく楽しく、誇りをもって取り組める仕事をつくりたい、と創業されたのが、気仙沼ニッティングという会社です。地元の編み手さんによる、手編みのニット製品を製造・販売しています。

エチュード

ドラマでは、 おじいちゃんが白っぽいセーターを着ている場面が何度か放送されました。それが、この写真のetude(エチュード)どいうモデルで、色はオートミールという、気仙沼ニッティングの製品でした。写真は気仙沼ニッティング公式twitterよりお借りしました。

気仙沼ニッティングでインターンをされていたこともあるitoshigoto(小山未紗さん)は、昨年10月に東京から仙台へUターンしました。
気仙沼市内で父方の祖父母にあたる方が営んでいた呉服店は、東日本大震災で大きな被害を受けました。当時、小山さんは、まだ学生でした。「わたしにとっての311は、将来を担う世代になるんだという自覚がはじめて生まれたあのときを毎年思い出す日」とおっしゃいます。

平日の昼間は会社員としてリモートワークを続けながら、仙台市に毛糸店を開業しました。小山さんは、勤めているITの会社と、土日や平日の夜に営む毛糸店との両方を、仕事として成り立たせつつ、社会課題を解決して人の役に立つことを目的にしています。
よく目にするようになった、持続可能な開発目標(SDGs)と同じ、そのような考え方のきっかけには、何があったのでしょうか。

東北大学正門前からほど近い、itoshigotoさんのお店を訪ねました。羊の看板が置かれた階段を上がると、色とりどりの毛糸がすぐに見えました。

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店では、フィンランドから直輸入の糸や、店内で染めた糸を販売しています。また、編み物教室を開きながら、地域の方とのつながりや編み物の楽しさを広げる活動をしています。ネットショップや、イベントなどへの出店もしています。

小山さんは、家族が商店を営んできた環境から、お店を通した経済の事は、ずっと考えていたそうです。そして、だれにでもできるような事をしたのでは意味が無い、と思っていたとのこと。
今は、留学先のフィンランドで大好きになった編み物を通して、いろいろな課題にみんなが向き合うきっかけを作りたいそうです。

「自分に何ができるかを考えて、今できなくても常に力を蓄えて、未来のことを考えて進んでいきたいなと思います」。そんな力強い小山さんの話をうかがって、小山さんが色々な方面に挑戦されるのが、とても楽しみになりました。

そして、地球が抱えている大きな課題を解決するのも、一人の行動から始まる、ということに気付かされました。

気仙沼市内の中学校では、総合的な学習の時間に「気仙沼の課題や未来への提言」などをテーマに、気仙沼で活躍する方々や市役所の方々から話を伺うことから、一人一人の課題をスタートするそうです。(「週刊かほピョンプレス」2021年4月25日)

漁業の町ならではの製品を生み出す気仙沼の人々の物語から、子ども達が力をもらい、未来を切り開いていく姿を想像しました。

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