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アイスショーレポNo.2~ Fantasy on Ice 2015 in SHIZUOKA ~

初めて訪れた静岡、1年ぶりに観るショー。スケートファンになるとどんどん行動範囲が広がります。たいていはスケートリンクとホテルの往復で終わってしまうのだけど……。

前夜は嬉しくて何度も目が覚め、完全に遠足前の幼稚園児状態でした。現地のゆづ友さんからは予想気温29℃と聞いていて覚悟はしていたけれど、静岡、暑かった~。もしかしたらスケーターと観客の熱気のせいかもしれません。

JR浜松駅から在来線で愛野駅へ。地元の方が「いつもはこんなに混まないんだけどね」と言われるくらい、車内はスケート観戦と思われる人たちで満員でした。(スケートリンクに行く人は、大きな荷物とウキウキした表情ですぐわかります^^*)

ゆづ友さんたちと落ち合い、まずはコンビニへ。現地では食べるところがあまりないと聞いていたのでしっかり買い物して、タクシーの長蛇の列は横目にして通り過ぎ、いざエコパアリーナへGo!

徒歩15分とのことだったけど、久々の再会に話が弾み、体感時間5分(笑)で到着!美しい曲線を描くエコパアリーナの屋根が見えてきて、ワクワクが止まりません。

いつものようにスケート会場は入るだけで列、Tシャツなどグッズを買うのに列、パンフレットにも列、もちろんトイレも延々長蛇の列。早々に購入はあきらめてベンチで昼食を。腹が減っては戦が・・・ですから。

客席には地元の方が多かったようです。カップルもたくさんいて、男性がとても多いのが印象的でした。

バースデープレゼントとしてご主人からチケットをもらったという方や、「楽しんできて」と息子さんがチケットを取ってくれたという方も。「フィギュアスケートを生で観るのは初めて♪」の人が多いみたいで、みんな開幕を待ち切れない様子でした。

さてここからは、6月7日(日)楽公演のレポートを、羽生選手onlyバージョンお届けします。ショー全体の詳細を見たい方は、幕張レポートをご覧くださいね!!

「Fantasy on Ice 2015 in Shizuoka」開幕を告げるアナウンスとともに、ざわざわしていた会場の空気は一瞬で変わり期待感に包まれます。オープニングから次々とスター級のスケーターが登場。

国内、海外、そうそうたる顔ぶれで本当に豪華!浅田真央ちゃんを熱烈応援していたころ、TVでしか見たことのなかった外国の男子スケーターたち、プルシェンコやジョニー、ジュベール、バトル、ランビエールが目の前にいる!夢のようです。

羽生選手が氷上に姿を現したときはどよめきと歓声が。別次元の美しい3Aをさらりと跳んで降り、大喝采を浴びてました。

前日2公演は客席になんとな~く、どう反応していいのか、感動をどう表現したらいいのか・・・という戸惑いがあったように感じていたのですが、今日はもう最初から大盛り上がりです。

幕張レポートでしっかりチェックした、羽生選手のノリノリ、頭ぶんぶん(←「ヘドバン」と言うのですね)も、もちろん見逃しません!!

はるか北のステージ近くでヘランジを披露する羽生選手を見ながら、ショート寄りの東側にいる私の目の前を、最高の笑顔で華麗に通り過ぎていくスケーターたちも見たい・・・と目は大忙し。

第1部の終わり近く、いよいよ!! 前のめりに座っては周囲の人の迷惑になるから・・・と座席に無理やり背中をくっつけながらも、心はもう思いっきり前方へ、リンクへ。

「2012年シーズンのエキシビションナンバー☆」とアナウンスされただけで、観客席には歓喜の悲鳴が。

ドアーズの「Hello, I Love You」、スターズ・オン・アイス2013をTVで見て以来、私もずーーーっと恋焦がれてきたプログラムです。

重低音の音楽が鳴り響くと一瞬静まりかえり、そこから刻まれる怒涛のステップ、ジャンプ、スピン。氷上を余裕の笑みで疾走する羽生選手の一挙一動に歓声が上がって、さながらロック会場のよう(行ったことはないのけど。。。 (・・*)ゞ)

そして一番見たかったジャケット脱ぎ捨てシーン(笑)は目の前で!!ポイっと捨てるのではなく、ニヒルに一瞬矯めて氷上にはらりと。

何気ない仕草にドキッとしつつ、これは振り付けなのか、自分で味付けたのか、ドヤドヤ感満載だけど、透明感があって、そう、品のあるドヤだわ、などと思っているうちに、壮絶にかっこいいハイドロがきて、息をするのも忘れて見入ってました。

みんなが待っていたTシャツタイム!ちょっと焦らして(?)すぐには脱がず、客席はさらにヒートアップ。最前列席以外は届くはずもないのに、みんな手を伸ばしていたような・・・(^^;o)

スタンディングオベーションと大歓声に包まれながら挨拶するのを見て、隣の席の男性が「羽生、やっぱりすごいな」とつぶやいてました。

第2部トリは「ビリーブ」。オレンジの衣装はTVで観たよりも、さらにやわらかく艶やかで、氷の上にそれはそれは美しく映えていました。センターでふわりと動き出したときから、一気に客席が引きこまれていくのを感じます。

あ!!歌ってる~~。最初の「離さな~い♪」は真正面から。情感を込めたスケーティングと切ない表情。全身で表現しながら風のように滑りぬけていくのにつれて、リンクサイドから天井に向かって、客席がハチミツ色に溶け込むように染まっていく気がしました。

楽公演は記念撮影の時間を確保するためか、ステージ上のシェネルさんのほうに向かってすーーっと滑っていってステージ前で挨拶して、そのままセンターには戻らずにはけていって、ちょっと残念。。。

そしてハッと我に返ると、もうフィナーレ(涙)。次々とたたみ込むように続く群舞はすごくカッコよくて、その中心で羽生選手はピシッとキレッキレに踊って決めまくり、会場はもう興奮のるつぼ。

今日のジャンプ大会は?・・・あぁぁ、やっぱりチャレンジするのですね。エコパアリーナは、客席とリンクとの間に柵や壁が何もないのでもう大・大迫力でした。

ものすごいスピードと角度でロングサイドから軌道に入り、そのままの勢いでクワド!! 1回目はパンクして、「もう一度!」のジェスチャーとともに再チャレンジ。

2回目は転倒。もう終わりかなぁと思っていたら、周回のあと3回目にチャレンジし・・・転倒。ちょっとうつむいてステージのみんなの方に帰っていくお顔は悔しそうでしたが、羽生選手の心意気に客席はエキサイトしてました。

記念撮影の様子はステージ側なのでよく見えなかったけど、選手たちとの和やかな様子が伝わってきます。

本当に夢のような時間はあっという間に終わり、立ち去りがたい観客の気持ちを察するかのように、羽生選手は観客席に向かって「ありがとう!」とあいさつし、爽やかに去っていきました。

拍手を送りながら、幼い頃から経験を積み重ね、昨年の数々の不運をも乗り越えて、元気いっぱい幸せそうな姿を見せてくれた羽生選手にもう胸がいっぱいでした。

帰りはまさかのJR在来線不通で、愛野駅改札口で長時間足止めされてしまいましたが、おかげでゆづ友さんとのお別れが延びてたくさんお話ができました。

遠征費用には限りがあり、これまで試合中心にしていた私だけど、FaOIですっかりショーのとりこに。スケーター羽生結弦は媚薬か麻薬か……。

漫画家グレゴリ青山さんの言う「戦慄のフィギュア底なし沼」に、さらに深みにはまっていく・・・・ずぶずぶずぶ。。。(by sk)

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