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広島土砂災害支援 ~メンバーからのボランティア現地報告~

私は現在、広島県の呉に住んでおり、被害があった安佐南区・安佐北区からは離れているため台風の影響もあまりありませんでした。仕事をしているのですが、最低でも週1回はボランティア活動に参加するようにしています。今まで3回参加しました。

最初に受付を済ませ、グループを作ります。1グループ10~15名で作業を行います。年齢も性別もばらばらで、ほとんどが初対面の方ですが「どこから来たんですか?」「学生ですか?」「仕事お休みなんですか?」と声を掛け合いコミュニケーションをとります。道具などを持ち活動場所へ移動します。

活動内容は 、家に入った土砂、庭に流れ込んだ土砂、溝にたまった土砂を土嚢に詰める作業が多いです。水を含み、がれき・石・岩・木などが混ざった土砂は重く、掘りづらいです。水も山からずっと流れてきているし、天気も悪く、途中から雨が降って中止する場合もあります。なかなか進まない作業。しかしみんなで力を合わせて少しずつ、1軒ずつ綺麗にしていくことを目標に頑張っています。

実際に行って活動することで様々なことを学びます。テレビで見る景色とは全然違い、家と家の間に入り込んだ土砂、流された家具や車。大きな木も流れてきています。家も全壊・半壊になっているし、土砂が入り込んで住める状態になるのか分からない家。自分の目で見て胸が苦しくなってきました。山に近づくほど匂いもきつくなってきます。

初めて参加した時に行った家は床下浸水になっていて、板をめくると土砂がたまっていました。綺麗にしながら、その家のおばあちゃんに土砂崩れがあった日の事を聞きました。雨の音・土砂が崩れる音・その時の気持ちなど・・・涙が出そうになりました。

この日の作業が終わると「1人じゃ何もできない。みんなが来てくれて本当に嬉しかった。ありがとう。」とおばあちゃんに言ってもらえました。こんな私でも少しは役に立つんだ、「ありがとう」と言ってもらえるんだと思いました。こんなに辛い思いをしているのに、あのおばあちゃんの優しい笑顔はずっと頭の中から離れません。きっとこれからも忘れないだろうな。

なかなか言葉には表せないけど、少しでも多くの人に自分の目で見て現状を知ってほしいです。ボランティアも少しづつ減っていると聞きます。ボランティアが1人増えれば増えるほど作業も進みます。今はまだ、受付に時間がかかったり、作業までに2時間以上かかる場合があります。

しかし、スタッフも初めてのことでどう進めて行けばいいのかまだ試行錯誤している状態だと思います。時間がかかり過ぎるといって、もうボランティアに来ないという方もいるそうです。私は、スタッフ側の気持ちも考えてもらいたいと思っています。早く作業したい!という気持ちはみんな同じです。しかし、しっかりとグループを組み、リーダーを決め、どんな作業をして、どのようなことに気を付けていくかなどをしっかりと決めないと作業がスムーズにいきません。自分のことしか考えない人はチームを乱すこともあります。気持ちを1つにすることで息もあってきます。チームワークはすごく大切だと思いました。

これからもボランティアに参加していきますが、体調管理をし、作業中は水分補給・休憩をしっかりと取りつつ協力して進めていきたいと思います。
22歳なので体力にはまだまだ自信があります! 男性と比べたら弱いですが、土嚢を持ち上げるパワーはあるので無理せず頑張ります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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広島にお住いのメンバーの方から現地のボランティア状況をお知らせいただきました。

そして「私がこんなに積極的にボランティア活動が出来るのは、きっと羽生選手のおかげなのかなと思います。羽生選手の震災への一言一言が胸に残り、それが今の私の力になっています。」とおっしゃっていました。

引き続きみなさんのご支援をよろしくお願いします。
ボランティア・募金先に関する情報は「広島土砂災害支援について」をご覧ください。